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【技法】スクラッチのやり方とやれること【クレヨン画】

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今回は、クレヨン画の技法であるスクラッチアートのやり方や、なにを使ったらどんなことができるかなどを説明していきます。 スクラッチアートの手順 1下色 まず、画用紙に好きな色をぬったくります。 これでもかというくらい、めった塗りにします。 写真は、左がクレヨンで、右が色鉛筆です。 紙の全面にすき間なく塗るには、指で伸ばせるクレヨンの方が楽でした。 ちなみに、右は色鉛筆をやってる最中で子供に見つかって、手を加えられてしまいました。 もっと線を感じさせない塗りにしたかったのですが……致し方なしです。 このあと真っ黒に塗りますが、クレヨンの方は下の色が黒を混ざりがちなので、キレイな黒を楽しみたい方と、明るい色を選んだ場合には、塗り終えた段階でティッシュなどで拭いておくことをオススメします。 また、塗りつぶす過程で紙がズレがちなのと、色がはみ出しがちなので、マスキングテープで四方を囲むととても塗りやすいです。 家でやる際には、マステをケチらずお使いください。 2黒塗り 次は、クレヨンの黒で全部塗ります。 すき間なくゴリッゴリに塗りつぶすのは大変ですよね。 普段からその画法で描いている私も、結構な重労働でした。 ただ、グラデーションの色合いを考えずに、ただひたすらにぬりぬりする単純作業も好きなので、終わった時の達成感を得られましたね。 左がクレヨン、右が色鉛筆です。 黒が光を反射して白になってるように見えますが、実は違います。 上の写真は、左のクレヨンの拡大です。 粗が目立つし、画像右上は下に敷いた白と混ざってしまい、地味に黒一色ではありません。 この味を楽しむのならありですが、この写真が粗に見えたのであれば、真っ黒にするまえにティッシュで下の余計な油分を拭ってからやりましょう。 下の写真は、色鉛筆です。 クレヨンよりも均一に塗れています。 当たり前ですが、指で伸ばすと真っ黒になります。 石鹸やアルコールのウェットティッシュでよく落ちるので、落とすのがおもしろさを味わってください。 3完成 最後に、爪楊枝や竹串、割りばしなどで好きに削ったら完成です。 クレヨンのスクラッチアートといえば、花火が定番なので花火を描きました。 あと黒が映えそうなモチーフは…と考えた

【常時受付】作品交換便の募集に関して

編集 2022年5月25日 初稿 2022年5月23日 前略 この度、minneに置いてある作品で、物々交換をすることを決めましたので、記していきます。 七師側の交換できる作品は、minneにあるキャンバスハロウィン絵以外のすべて。 送料はお互い持ちで、コチラからはクリックポストで送ります。 作品一覧は、下記のリンク先をご覧ください。 七師 art's gallery - 作品一覧 | minne 額付きなので、ウッドかシルバーをお選びいただけます。 相談などのやり取りは、お手数ですがTwitterのダイレクトメールでお願いします。 https://twitter.com/ crayon74art 以下、どんなものが可能かの説明です。 欲しい物をあげているので、以下にない物は必ず問い合わせください。 言われないと思い至らない物もあるので、どんなものか相談してくださると嬉しいです。 ハンドメイド作品の交換は、一番下に書いてあります。 【交換条件】 当方の作品金額に関わらず、1作品で約5千円前後の金額になるようにお願いします。 ・アマギフ、図書カード、クオカード、WebMoney、その他商品券 5千円分 ・Amazon欲しい物リストから 約5千円分 食品系  https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2COPNCQFUOOMH?ref_=wl_share 画材系  https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/17H5G3OFQ8YMF?ref_=wl_share ・家電 ワイヤレスヘッドホン、骨伝導イヤホン、デジカメ(中古可) ・お米 10kg switch パッケージ版ソフト(中古可) ・マインクラフト ・世界のアソビ大全51 ・すみっコぐらし おへやのすみでたびきぶんすごろく ・聖剣伝説 各種 ・SNKヒロインズ ハンドメイド作品(1、2点) ・アナログイラスト原画 ポストカード以上A4以下 額付き希望 ・アクセサリー イヤーフック、ペンダント、ネックレス、かんざし、指輪1号 ・雑貨 ブックマーカー、魔法道具モチーフもの ・2つ折り財布 ・その他 要相談 ハンドメイド作品の場合は、材料費や製作時間のことを言い始めたらキリがないので、お互いにOKを出せる品数にしましょう。 レジン作品の気泡など、作家

クレヨン画作品『星空のシルエット』のメイキング動画について、語ってみた。

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  今回は、このふたつの流れ星がある作品を語っていきます。 YouTubeでの動画も、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/gZWyG23sbuQ この作品の大体の構図は、ピンタレストで見つけたデジタル絵を参考にしています。 特に、右側の白と水色の混色部分を綺麗に仕上げたくて描きました。 デジタルでは、まぶしく光っている様子を描くのにはそこまで苦労はしないのですが、こちらはクレヨン画でアナログです。 満足のいく仕上がりとはなりましたが、加減の難しさを感じましたね。 あと、ふたつの流れ星ですが、これは即興で思いついて描いたものです。 筆の使い方がまだなっていないので、夜空に星を体裁よく配置できなかったので、つたなさをカバーするために描き入れました。 最終的に動画で映っていなかった説明をすると、流れ星以外の星は指にクレヨンを付けて押さえるように塗っていき、星空の明暗の修正をしていきました。 この作品を描くにあたって、狙った部分があとふたつあります。 ひとつは、木の幹をガッツリ枝分かれするように描きました。 理由は単純で、そう描いた方がカッコいいと感じたからです。 もうひとつは、意識して色味を抑えようとしました。 夕焼けのシルエット画 を先に描いた通り、私の描きたいと感じている空は色味の豊なグラデーションの空です。 それを、この作品では、白・黒・青・水色の4色のみと、色の数を極端に落として描いています。 色の数を少なくした理由は、資料にしたイラストの影響が大きいですが、ちょっとした挑戦をしたかったからですね。 色の数を抑えて、自分がどの程度の空を描けるのか。その挑戦です。 結果は見ての通りです。成功ですね。満足のいく作品に仕上がりました。 この作品は、30枚以上描いたいまでもかなり気に入ってる方です。 元からシンプルが好きだったりするのですが、この作品は富士山に並ぶほどのシンプルさが好きですね。 この作品が私の中でかなりヒットしているせいもあり、他にもこの4色をメインとした作品は多めに出てきます。 それらの紹介はまた後日書くとしますね。 以上、メイキング動画の作品語りでした。 minneでも販売しておりますので、そちらもご覧ください。 額に入った姿も、いいものですよ~ 6.流れ星【クレヨン画】 | minne  七師

minneに作品13点を登録しました+αお知らせ

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  先日のことですが、minneさんで作品を13点追加したので、お知らせいたします。 七師 art's gallery - 作品一覧 minne 日本最大級のハンドメイド・手作り通販サイト 16.明け方 陽の光が山にこぼれているのが見どころ 17.夢の雲 ゆめかわ色を目指して描きました 18.草原にしずむ陽 緑色の空が不思議な気持ちにさせてくれます 19.やさしい月(濃) 3連作の1枚目で、2作よりも濃い色で描きました 20.やさしい月(淡) 3連作の2枚目で、クレーターがあり、 下のものより色の差が大きいです 21.やさしい月(極淡) 3連作の3枚目で、視覚過敏のひとが見られたら と考えながら描いたものです 22.富士山 直線的な富士山 23.みずいろの液体 別名「水まんじゅう」 24.満月 横長に回転しても楽しめます 25.みずいろの木 今回の一番人気と思われる、涼やかな色合い 26.町を写す川 今回の七師イチオシ作品 工場から出る蒸気を近くで見て欲しい願望満載です 27.草原 twitterで好反応いただけた、あたたかな風景画 28.グラデーション 上下左右をどう配置しても、いい感じに眺められる抽象画 以上、13点です。 作品語りは、またおいおいやっていきます。 気に入った作品がございましたら、ぜひご購入ください。 また、今月11/28に開催される COMIC CITY SPARK 16 にて、自家委託をします。 スペース番号は 【南館3階 J-9b】 となっておりますので、いらしていただけたら嬉しいです。 持って行くものは、No1とNo27の2点のみです。 お知らせは以上です。 これからも、お付き合いいただけたら幸いです。 よろしくお願いします。 七師 art's gallery minne 日本最大級のハンドメイド・手作り通販サイト 七師

クレヨン画初心者が参考にした動画を紹介して、ちょっとクレヨン画の技術に関する補足を入れる記事

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  私が持っている画材です。 数か月経った今も、そう変わっておりません。 たまに試し描きに使っている画用紙を追加したくらいですね。 使ってる画材を詳しく知りたい方は、過去の記事「 クレヨン画 初心者に必要な画材ってどんなもの?というお話 」をご覧ください。 https://crayon74.blogspot.com/2021/05/blog-post_25.html ●はじめに メイキング動画たちを紹介する前に、ご本人様方の了承なく掲載しております。 よって、作家ご本人様の申し出があったら、削除・差し替えなどもあります。 勝手に紹介されて不快に思われましたら、コメント欄かTwitterなどから一言いただけると動きやすいです。お手数ですが、よろしくお願いします。 さて、今回は私が影響を受けた先人たちをご紹介したいと思います。 先述したか記憶にないのですが、私の基本となっている作品はアクリル画の方々の動画がメインとなっております。 そのため、他のクレヨン画家さんにはあまりない、ゴリゴリに塗りつぶすように描いていく手法を採用しているのです。 最初は、ただ単純にメイキング動画を観るのが楽しいから眺めていたのですが、次第に自身でも描きたくなってきたんですよね。 クレヨンにしたきっかけは、 画材の時 にも書いた通り「 家にクレヨンがあったから 」であって、特にものすごくクレヨンを使いたかったなどの深い理由はありません。 で、初心者向けと描いてある作品をマネたりかけ合わせたりして始めました。 特に、最初の方はシルエット画がおもしろそうだったので、シルエット画の動画を参考にしましたね。 みなさん、どれもステキなグラデーションと、シルエットがくっきりしている作品ですね。 絵の具では木についている葉を筆でいい感じに表現できるのに対して、クレヨンではそれが難しいため、私の最初の作品では枯れ木を採用しております。 クレヨンでシルエット画を描きたい初心者は、細かくないモチーフを使って描くと、シルエット画のエモさも美しさも両立させることができますよ。 細かいところもクレヨンで表現する技法に関しては、今後、追々試しながら紹介したいと考えているので、気長にお待ちください。 次に、グラデーションの見本にした動画です。 YouTube内で「クレヨン グラデーション」と検索すると、一番に出てくる動画だと

【クレヨン画】ハロウィン絵「Happy Halloween! 〜おばけたちの予行練習〜」について、制作のあれこれを語ってみた。

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15.Happy Halloween! 〜おばけたちの予行練習〜【クレヨン】 https://minne.com/items/29351107 現在、minneで販売期間中の初のキャンバス作品であるハロウィン絵の作品語りです。 早速、順を追って綴っていきたいと思います。 まず今回は、下描きを前もってしておりまして。 というのも、普段はモチーフを2つほどに絞っていて、グラデーションを楽しむ単純な構図をメインに描いております。 Twitterのアイコンにしている富士山なんかは、モチーフとしては1つしかありませんね。 富士山をドーン!それだけです。 いつもの富士山 ですが、今回のイラストはハロウィンを題材としたもの。 しかも、初めてのキャンバス絵です。 富士山くらいならキャンバスにも描きごたえがありますが、おばけを?ジャックオーランタンを?コウモリを?1つだけ??と考えた時に、ムリを感じました。 そんな単調なイラストではなく、もっとわちゃわちゃとにぎやかで楽しくなるようなイラストが描きたい。 そう感じていたので、下描きをぐりぐりと描き殴り、決めた構図がおばけたち+かぼちゃ+蜘蛛の巣でした。ガーランドはおまけです。 レイヤーが便利なデジタルでの下描き 下描きの段階ではハロウィンらしい黄色と赤茶の色合いでまとめようと考えていました。 もちろん、描き始める時もそう思っていました。 が、悲しいかな、なぜかいつもの手癖で、背景を水色に塗り始めるというものすごいミスを犯してしまったのです… そして、出来上がった背景が、コチラ↓ 明らかにオレンジの背景ではない図 カメラや照明の関係で、くすんだ謎のレモン色に見えるでしょうが、ぬってる最中はこう思いました。 「これ、なんてアボカド色…?」 修正のために入れた黄色がレモン色なのもあり、ものすごく黄緑なアボカド色が出来上がりました。 黒や茶色で上塗りした部分は、最初にやらかしてしまった水色を濃いめに置いていたので、中央から外側にかけてのグラデーションがまさにアボカドそのもので、とてもアボカドが恋しく、食べたくなりましたね~ 色塗りの初手でミスはしたものの、とりあえずキャンバスの描き心地が全体的にどんなもんかと、失敗を成功にできてこそアナログ絵師だとも思ったので、完成まで描き上げることにしました。 大失敗ならまだキャンバス買ってきて描き直せばい

クレヨン画作品『かき氷』のメイキング動画について、語ってみた記事

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これを描いたのは、もう暑くなりはじめた頃でした。 「あぁ、暑い日に関するものを描こうかな…」 絵を描くにあたって、雰囲気というものはとても重要なものだと思っております。 暑い日に描くかき氷と、寒い時季に描くかき氷、どちらの方が描きやすいかはその人次第だと思いますが、少なくとも私にとっては暑い時季の方が描きやすいですね。 minneさんに出品するにあたって、季節物のイラストを用意したかった。というのも、かき氷を選んだ理由のひとつです。 そんな、ノリと勢いで描いたのが、この『かき氷』です。 【クレヨン】かき氷のイラスト【描いてみた】 https://youtu.be/VButJP10-dg かき氷を描くにあたっての資料は、前に 「絵画の練習をするにあたって、なにを参考にすればいいの?という、どこの資料を参考にしたらいいかのお話」 の時に書いたように、Pinterestさんからで、3種類くらい描きたいかき氷を調べてから描きました。 味はいちごにしようと思ったのは、赤が好きだからと、そちらの方が映そうだからという、2つの理由からです。 関係ありませんが、私はブルーハワイが好きですね。 次に器ですが、屋台のかき氷のようなカップも考えたのですが、自分の画力と画材であるクレヨンの利点を活かせそうなガラスの器を選んだんです。 ガラスも、本当は波のようにうねってる縁の器を考えていたのですが、これは資料とあまりにも似すぎるのを防ぐためと、画力不足の問題で、真っ直ぐになりました。 後ろに刺さってるように描いてあるのは、ロングスプーンです。 実は、調べる時にかき氷だけではなく、プリンアラモードやパフェグラスも参考資料として入れていました。 そんなこんなで、本来思い描いていたような屋台のかき氷よりも、喫茶店に出てくるタイプのかき氷になりました。 描く手順ですが、氷を先に描いたのは、クレヨンの性質上です。 器を描くのはそれなりの自信と、重ね塗りで誤魔化しが利くのは、経験上わかっていました。 なので、先に失敗できない氷の影の部分を〜と思い、氷から始めています。 また、クレヨン画も他の画材と同じで、濃い色の中にうすい色を乗せるのは難しいです。 特に、クレヨンはキャンバスの上で何色も何回も混ぜるということができないため、淡い色をメインに使いたい時には、薄い色から塗るのが定石です。 氷が終わったら、次