クレヨン画初心者に必要な画材ってどんなもの?というお話
前回は、クレヨン画をはじめるにあたっての初心者の心持ちみたいなことについて書きましたね。
何事もそうだけど、まず行動するのが一番だよ☝って話をしました。
今回は、じゃあクレヨン画を描きたいから、道具をそろえたい!何を買ったらいいの?という話をします。
クレヨン画を描くにあたって、必要な道具
クレヨン画を描きたいのなら、まず初心者が用意するのはこの2つです。
・クレヨン
・用紙
そう、この2つだけです。
あとは描くだけです。
〜完〜
だと短すぎるので、絵を描く道具=画材について、軽く触れておこうと思います。
クレヨン画で使う画材(七師の場合)
私がクレヨン画を描くにあたって、使ってる道具はこんな感じです。
・クレヨン(サクラクレパス)
・画用紙
・ティッシュ
・マスキングテープ
・ポスターカラー
・絵筆
・つけペン
以上なのですが、どの道具をどんなことに使っているかを、1つづつ説明していきます。
・クレヨン(サクラクレパス)
さて、クレヨンに関してですが、まずクレヨンとクレパスの違いについて、超簡潔に説明しておきましょう。
クレヨンは、硬い。
クレパスは、やわらかい。
他の画材でいうと、色鉛筆とクーピーあたりがちょうどそんな感じです。
クレヨンが色鉛筆で、クレパスがクーピーにあたります。
詳しくはそのうち別の機会に書き綴ろうと考えておりますので、それまでは他の検索結果でご満足ください。
※ちなみに、サクラクレパスは商標なので、私は広義的にクレパスもクレヨンとして呼んでおります。
で、クレヨンは、描くために使います。 〜完〜
……そうだけど、それだけだと悲しいので、もう少し足しておきます。
私がクレヨンを使いたかったのは、家にあったからが一番大きな要素だったのですが、クレヨンだと色鉛筆よりも混色がしやすいからです。
色を混ぜるというと、絵の具系を思い浮かべると思いますが、クレヨンの混色は元の色が安定したまま混ぜることができるので、また別の日に同じ色を作りたいと思った時に楽なところですね。
再現率が高いって、よくないですか?
私がクレヨン画で描きたいものは、主に夜空なので、夜空色を大量に作りたいのです。
他の画材、例えば水彩絵の具だと、乾くのが遅かったり色と水の配合の分量が毎回違ってしまったりで、再現率が低くなります。
再現できないと「この間のあの色が大好きだったのに、同じ色が出ないじゃないか!?」とキレそうなので、嫌だったのです。
アクリル絵の具や、その他絵の具も同じです。
油絵もポスカもアクリルも、配合の量って繊細じゃないですか。
時間があって配合に時間がかけられるのならいいんでしょうが、私はそこまで色に対して時間をかけるつもりはないので、画材の中でクレヨンがベストだったのです。
ちなみに、デジタルという選択肢ですが、元々デジタル絵師界に生きているので、アナログ絵の趣味をはじめたいという衝動だったので、最初からデジタルはなしでしたね。
クレヨンがいかに魅力的かを語ると長そうなので、それはまたの機会として次に移りましょう。
最後に言っておくべきことがあるとすれば、好きな色や使いたい色によって、入ってる色の数を変えるといいと思います。
私の持ってる25色は、今は亡き祖父母に買ってもらった画材だったか、どこかに連れて行ってもらった時になにかの景品としてもらった画材だったのか、すっかり忘れてしまいましたが、祖父母との思い出の品なので25年くらい大事にしまってあったものだと思われます。
もし、家に幼稚園や小学校の時に使っていたものがあったら、それを使えばいいと思いますし、100均のクレヨンでも全然いいと思っています。
文房具屋や本屋で1色買いとかもありですしね💮
・画用紙
次に、描く紙についてです。
これは好みが分かれるでしょうが、私はクレヨンで画用紙に描いた時にできる、線の中にできる白い斑点がいい模様だと感じております。
だから、画用紙やキャンバスに描くのが好きなのです。
で、キャンバスもできるにはできるけど、高いんですよね。
油絵をやってるひとはお分かりになると思いますが、この間ハンズに値段とサイズを見に行ったら、小さいもので800円でした。
普段、デジタル絵師で生きてるので、コピー用紙とシャープペンで済んだり、デジタル上だけえ済む身としては、あまりにも高すぎると思い、引き下がって参りました……ぴえん。
が、写真に写ってるリングの画用紙は、多分適度なお値段だと思うので、こちらも売るために描いたりするのでなければ100均で十分です。
なんなら、コピー用紙でも大丈夫です。
私が画用紙のぼこぼこが大好きなだけで、コピー用紙でもなんら問題なく描けますよ。
ただ、筆圧がゴリラだったり、物理の法則を無視した力の入れ方をしてしまう不器用さんやお子様は、画用紙のようなぶ厚い紙の方がいいですよね。
薄い紙は、下手するとぐしゃっと折れたり破れたりしますからね。
私も割りと筆圧ゴリラ系です。ゴリゴリ描きたいんです!👊
・ティッシュ
はい、これは必要ですね。
写真には写っていないのですが、ティッシュは重要です。
特にクレパスの場合ですと、うっかり描いてある線の上を通ってしまったクレヨンに、その色がくっついていますからね。
色を混ぜる人なら、なおさら必要です。
拭いたり拭いたり、拭いたり拭いたり、本当に便利ですし、キレイにできますから。
ここまでが、クレヨン画に絶対に必要な道具でした。
次からは、私が使ってるもので、どう使っているかについてです。
・マスキングテープ
できれば、キャンバスで使いたいものです。
これを使っている理由は、メイキング動画を撮っているから。に尽きます。
普段描こうとしたら、マスキングテープって必要ないんですよね。特に画用紙の場合。
このマステは100均のものなのですが、画用紙に貼るには粘着力が強く、普通のセロハンテープを貼った時と同じ現象が起きます。
……そう、紙ごと持っていかれます。
が、動画を撮るのに、画用紙があちこちに行って、画面アウトしてしまっては困るんですよ。
ただでさえ使ってる机は横揺れがあるし、カメラの固定も近すぎて手が当たって揺れるのに、さらに画用紙まで……なんて、避けたいんです。
なので、マスキングテープを使っております。
できるだけ画用紙を持っていかれないよう、貼る前に服に何回かベタベタしてから使っております。ホコリが付きますが…
あと、自分の首とかおでことかにベタベタする時もあります。
肌の皮脂がちょうどいい感じに粘着力を落としてくれるんですよ〜
ただ、どちらもなんかイマイチ汚いような気がして、あまり気は進まないので、他になにかいい方法を知っている方がいらしたら、ぜひコメント欄へアドバイスをお願いします。マジで。
・ポスターカラー+筆
これは、私が夜空を描きたいから使っております。
夜空で思い浮かぶものって、なんですか?
月、そして星、ですよね。
星空、キレイじゃないですか。
でも、クレヨンだけだと描けないじゃないですか……
そこで必要だったのが、スパッタリング(ランダムの斑点を作る技法)で星が表現できる画材でした。
はじめた当初はどの画材ならできるか、皆目検討がつかなかったのですが、ある日突然「ポスカにすればいいんだ!」とひらめいたのがきっかけで使っております。
なお、こちらもすでに家にあったものを使ってます。
まさかの15年前のポスカです。色々と年代物すぎる…(笑)
・つけペン
実はこれ、別にまったく必要ないです。使わない時の方が多いです。
じゃあなんのために?といいますと、スクラッチ用です。
シルエットアートをする時に、まず背景からぬりつぶしちゃうのですが、そのぬりつぶして分厚くなってる上に描くと色が混ざってしまいます。
それを避けるために、描くところをこのつけペンで削ってからシルエットを描き足しているのです。
百聞一見にしかず。見た方が早いでしょうから、イメージが湧かない方はYouTubeをご覧ください。
多分、保育所でもクレヨン技法のスクラッチはやったことがあると思います。私もやりましたよ。
普通ははつまようじを使うと思うのですが、1作品ごとに楊枝を使って捨てるのもめんどうだったので、使う予定のないつけペンを使っているだけです。
ちなみにこれも、亡き祖父の形見です。戦前生まれの使う道具のアナログ感はかっこいいですね。
・トレース台
お気づきの方、いらっしゃいましたでしょうか?
私が傾斜をつけてるその台、昔の蛍光灯が入ってるトレース台です(笑)
LEDの時代に、蛍光灯のトレース台です。学生の時に買ったと思います。
私は、一般家庭の飾りやすいサイズのクレヨン画を描きたいと決めているので、大体このA4が横で収まるトレース台に収まるので使っています。
やっぱり、傾斜はついてると楽ですね~
高校の美術室の机が簡易イーゼルになるタイプの物だったのを思い出します。
長時間机で作業する時、平面だと案外疲れたりするので、本格的にやっている方には机に角度をつけることをオススメいたします。
まとめ
というわけで、画材について紹介してきましたが、クレヨン画をとりあえずはじめるだけであれば、クレヨンと画用紙だけで大丈夫!というお話でした。
家にあるのでしたら家にあるもので、まずは気軽にはじめてみてくださいね。
参考までに、下に私がグラデーションを使ったクレヨン画で使う画材である、オススメのクレヨンと画用紙の商品リンクを張っておきますね。
七師
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